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地域福祉活動レポート

"花壇プロジェクト"に関わる人たちとその思い!

2023-12-04
カテゴリ:山科区域
オススメ
フリースペースをもっと知ってほしい!
フリースペースみんなの家★山科
佐々木明美さん

 フリースペースはお子さんからご高齢の方まで、誰でも気軽に立ち寄って、くつろいでいただけるところで、山科区内で13ヶ所(コロナ禍により休止中のところを含む)あります。総合福祉会館では、毎週水曜日、午前10時から午後4時まで開催しています。
 私たち運営ボランティアも、たくさんの人とお話できることにやりがいを感じ、楽しみながら活動しています。
 しかし、もっとたくさんの方にこのフリースペースを知っていただき、利用していただきたいと願っています。
 冒頭でお伝えしたとおり、どなたがお越しになられても大歓迎です。例えば、子育て世帯の方でしたら、来ていただいている間、子どもさんのことは私たちが一緒に遊びますので、気にせずに子育て仲間の皆さんでゆっくりお話をしていただくこともできますよ。
 また、閉じこもり気味の方も、週に1回ですがここに来ていただくことで、閉じこもりの防止につながるかと思います。ここは、気を使う必要がまったくないところなので、自宅以外の場所でゆっくり過ごしてください。
 今、区社協で進められている「花壇プロジェクト」にも、他のボランティアが協力しています。花壇プロジェクトが進んで、メンバーの方が増えるといいですね。休憩場所としてフリースペースを利用していただくことももちろんできます。


認知症アドバンスサポーターの経験を活かして!
認知症アドバンスサポーター
谷口輝美さん

 私は、過去に家族を看取ったり、認知症介護を経験してきました。そのような中で、「もっと勉強しなければ」と思い、長寿すこやかセンターの認知症サポーター養成講座と、認知症アドバンスサポーター養成講座を受講しました。
 現在は、主に、下京区のひと・まち交流館 京都で開催される、若年性認知症の方やご家族の居場所である「おれんじサロン ひと・まち」でボランティアスタッフとして参加される方と楽しくお話をしています。
 今回、花壇プロジェクトのお話をお聞きして、自分が暮らす山科区で素晴らしい取組がスタートすること、それに参加できることにワクワクしました。私に何ができるのだろうという思いはありますが、山科でいきいきとした活動に参画していきたいです。
 総合福祉会館の花壇がいろんな花で彩られるようになって、登下校中の小学生もよく花を見ているようです。「お花きれいですか?」と聞くと、「きれい!」という感想が返ってきます。このようなやり取りをしていると、この取り組みがもっと広がっていってほしい、たくさんの人たちにもっと参画してほしい、と思います。
子ども食堂にもお花で笑顔が生まれています!
子ども食堂 にじいろキッチン
田中純子さん

 にじいろキッチンは、子ども食堂ですが、老若男女問わず誰もが交流できる地域の居場所をコンセプトに活動しています。
 にじいろキッチンの会場である西本願寺山科別院で、オレンジロードプロジェクトのプレイベントとコラボしました。子どもを中心にすると、周りの人が笑顔になるのと同じように、花を中心にすると周りの人々が笑顔になったり、花の成長が楽しみになったりします。そういったところが私たちの活動と共通すると感じ、一緒にやってみたいと思ったのがきっかけです。実際、当日は、皆さん笑顔で花の苗植えや藍染めなどをされていて、楽しい雰囲気でいっぱいでした。
 今回、コラボすることで、私たちだけではできないことができるようにもなりました。また、話題になって、たくさんの人に知っていただけるきっかけになるのではと期待しています。
 花の苗植えにも参加させていただきましたが、当日は、幅広い年齢層の方が参加されていたので、地域には、花に興味のある方が多いと感じました。作業しながらだと、自然と会話が弾み、楽しく苗植えができました。
 今回植えた花から種ができ、その種を使って次の世代の花をみんなでまた育てるなど、取組がさらに広がるとよいですね。
直接来れなくても、いろんなカタチで参加しています!
京都市社協 よりそい支援員
愛甲 彩さん

 私は、よりそい支援員として、ひきこもっている方やそのご家族の思いに丁寧に寄り添い、ご本人のペースを大切にしながら、ご本人の思いや希望を実現できるよう一緒に歩みを進めています。
 今回、支援をさせていただいている方が社会とつながれる機会がないか山科区社協に相談したところ、花壇プロジェクトへの参加のお誘いをいただきました。
 支援をさせていただいている方の中に、折り紙が得意な方がおられ、認知症の啓発カラーのオレンジ色のお花を折り紙で作ってくれました。それを支援員がフリスぺのボランティアさんと飾りつけしました。作品を見てもらうことに緊張や不安がありましたが、「得意なことを活かせたこと、喜んでもらえたり役に立てたりしたことがうれしい」とおっしゃっていました。
 また、当日、花の苗植えに参加された方もおられました。「認知症について知ることができてよかった。」「初めて会う方と花を植えるときにいい連携プレーができました。交流できてよかったです。」とおっしゃっていました。
 今回の取り組みを通じて、それぞれが自分に合った形で参加を楽しむことができたのがとてもよかったです。得意なことが生かせたり、やりたいという思いが実現できたりする取組だと思いました。また、プロジェクトに参加しておられたみなさんもとても温かい方ばかりで、私自身もとても居心地がよかったです。
山科区社協 機関誌「Be-Vo」第41号に特集記事掲載! ➡ コチラから
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